社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)

端的に面白かった。社会学の入門にもなるけれども、現代社会論として面白い。
大阪に来てからはっきりと感じるのだが、以前住んでいた東京とは時間の流れる「速さ」が違う。
東京にいた時は、あっという間に一週間が終わっていた。しかし、今は「やっと」一週間。
そういう意味では、この本は今読むから「この感覚か」と実感できるのかもしれない。東京に埋もれてた時には見田の言うようなことはピンとこなかったかもしれない。ただ、海外に出れば、もっと「ゆっくり」とした時間を過ごすことが可能になるんだろうなと、想像。この本を読んで、「ゆるやかな時間」を味わうことができた。