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- 作者: 萱野稔人
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 単行本
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久しぶりに再開してみる。
読了。
現代のポピュリズムが体現しているのは、国家と民衆のあいだに歴史的にむすばれてきたセキュリティの絆を民衆の側から締め出そうとする運動にほかならない。[143]
- ポピュリズムと国民国家の話、「例外状態の常態化」の話、ヨーロッパにおけるポピュリズムの話、どれもなかなか面白かったが、何か物足りなさが・・・。物足りなさの原因は何か?意外性のなさ?筆者のまじめさ?非常にストレートな論の運びだったからな。
- 構造改革による「自由化」と「権力の強化」の話は教育学で(とくに大学改革)一時期よく言われていた話だなあと。
- それにしても最近の「哲学」は社会学っぽいな・・・。